先日、自治会の活動の一環で、市の防災対策課の人から防災拠点(避難所)についての説明を聞いた。
防災拠点(避難所)とは、地震などの災害時に避難所や支援物資の配布場所になる場所です。
その中で驚きの内容が一つ。
防災拠点(避難所)になる小学校・中学校は地震発生時には直ぐには防災拠点としては機能せず。避難して集まった人自らがボランティアで拠点を立ち上げなければならないという事だ。
言われてみれば当たり前の事だが、いざ地震が発生すると役所の職員も被災者であり、防災拠点に行く事が保証出来ないという事だ。
それでは、市は何をするのかというと、防災拠点に必要な食料日用品と機材資材とマニュアルなどを準備するそうです。
日中は校長・教頭が防災拠点の開設を行うが、夜間・休日は近隣自治会(町内会)役員に学校の鍵を預けており、安全確認が終わり次第防災拠点の開設を行うそうです。
それまでは、校庭で待機するしかなく、防災拠点が開設されても、マットを敷いたり食料や毛布を配ったりするのは、避難してきた人自らが行わなければならない。
よくテレビで見る避難所の光景は、そんな自治会(町内会)役員などのボランティアが防災拠点として準備が終わった光景という事だ。
避難所の対応が悪いなんて話も聞くが、それは訓練された役所の職員が対応している事が前提で、地元自治会のボランティアが共助で対応している事を考えると申し訳ない気持ちに思える。
自分達の身は自分たちで守る。
大規模災害時は誰も助けてはくれない。
自助・共助・公助の考えを改めて考えた日でした。