2016年10月25日火曜日

Microsoft Azure サブスクリプションの契約移管方法



先日、自社で契約している、Microsoft Azure 上のサブスクリプションを、とある事情で別の契約に移管することになった。

Microsoft サポートに問い合わせたら、EA (Microsoft Enterprise Agreement) 間同士の移管であれば、サブスクリプションのサービスを止めずに移管が可能。

2016年10月現在のやり方は以下の通り。


(1) 【移管元】Azure EA ポータルにログイン

(2) 【移管元】管理 → アカウント → アカウントの追加で、移管先のサブスクリプション管理者となる「移管先アカウント」を追加
この時、「移管先アカウント」は、他のサブスクリプションや契約に紐付けられていないアカウントを用意する必要がある。

(3) 「移管先アカウント」を有効化
「Microsoft Azure サービスのアカウント有効化のご案内」というメールが送信されるので、指示に従いログインすれば良い。

(4)【移管元】管理 → アカウント で、移管したいサブスクリプションのアカウントを選択し、右側に出てくる「サブスクリプションの転送」アイコンをクリック

(5)【移管元】移管したいサブスクリプションを選択して「次へ」

(6)【移管元】移管したいアカウントを選択して「次へ」
この時点で、「移管先アカウント」にサブスクリプションが紐付けられる。
サブスクリプションの共同管理者などはクリアされるので注意が必要。

(7)マイクロソフトサポートに、契約移管のサポートを要求
移管元の契約番号・サブスクリプションIDと、移管先の契約番号と管理者を伝えると後の作業が楽になります。

(8)マイクロソフトサポートから「サポート リクエストの受領メール」が届きます
ここで、移管に関する手続きが記してあります。(1)~(6)はすでに実施済みなので、(9)以降を行うことになります。

(9)【移管先】マイクロソフトサポートに契約移管の承認を行う。
【移管先】のEA管理者から、(8)「サポート リクエストの受領メール」の担当者あてに、
以下の内容で、契約移管の承認メールを送付します。
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移行元契約番号:
移行対象アカウントとサブスクリプション:
移行先契約番号:
移行先契約の部署:
移行先契約の契約管理者の承認メール
アカウント移行有効日:
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(10)マイクロソフトにて、移管の作業実施
【移管先】Azure EA ポータルにログインすると、「移管先アカウント」とサブスクリプションが、一覧に現れたら、移管作業の完了です。

(11)後作業
必要に応じて、サブスクリプション管理者の変更(「サブスクリプションの転送」)や共同管理者の追加を行って下さい。



とりあえず、このやり方で契約移管ができましたが、やり方は変わると思うので、マイクロソフトサポートに問い合わせたほうが無難です。